右手が死んだ

わたしだもん。諦められないことなんて、ありえない。でも、彼は夜ごと私の夢に現れた。おまけに困ったことに私の右手がいう事をきかなくなった。23歳より着任した、私の …

研修センター

その人は涼しげな白いブラウスを着ていた。薄い生地から白い下着が透けて見えている。そして夏の強い日差しを浴びた白い木綿の日傘が、彼女の陶器のような顔を一層白く照ら …

女子トイレの緊張

実はわたしは彼を一目見て好きだった。妻帯者かと思ったし、そんなに偏差値が高い印象も受けなかった。ただ、素敵な人だなあって目を引かれた。実直そうで誠実そうで、あん …