元々は彼の方が先に友達だった。
高校の同じクラスで、見た目は決してイケメンではないけど、いつも中心にいて、どこにいるか目立つ存在で、彼がいるとその場が明るくなる、そんな彼を素敵だなとは思っていたけど、男勝りな私は彼に思いを寄せるよりも大切な友人になる方が先だった。
その後、たまたまマネージャーに誘われた部活に彼もいて、ますます私たちは仲良くなった。
電話やメールも本当に友人同士みたいに他愛もない内容でたくさんしたり、学校でも割と一緒にいるというか、彼のグループにいることも多かった。
そうなると、彼がもうすぐ2年近く付き合っているという彼女の話も度々聞くようになる。
やたら可愛くて、彼にはもったいないとか、でもワガママがひどいとか、中学時代から彼らを知る友人も交えて話すことも多かった。
ある時、彼に電話をすると、隣に彼女がいた。
私のことを彼も話していたみたいで、電話越しに私たちは友達になった。
祭りやイベントで、彼と一緒にいる彼女に遭遇し、一緒に回ったりする機会もあった。
その頃は、私は本当にそんな関係を楽しんでいた。
それが、受験が近くなって、彼に相談をよくするようになり、部活の合宿とか、受験の合宿とか、とにかく彼と普段よりも長い時間いることが多くなった。
そして、彼の魅力が恋へと変わっていっていることに私は気づいてしまった。
距離を置こうと思った。でも、そうすると彼は追いかけてくる。
そして、私が自分を男勝りだからと言うと、いつも女としてしか見ていない、とか、頭を撫でてくれたりとか、そんな優しい女扱いをしてくれた。
そして、彼も私に気持ちがあると打ち明けられた。
もちろん、彼女と別れて欲しいなんて思わなかった。
私は二番目で良かった。
それから、ずるずると付き合いが始まってしまった…。
強い心に育った私
今の時代、子供のころから学校でもいろいろあって、
社会に出てもいろいろな困難に出会うことが少なくないでしょう。
そんな時代だからこそメンタルの強い子供になってほしいと思うのです。
最近はあまりありませんが、私の子供のころは親がどのような子供になってほしいと思って
育てているかを書く欄がよくありました。
そんな時、私の両親は「自分らしく生きる子」といつも書いていました。
人にやさしくできる子とか、自分で考えられる子、という答えが多い中でとても珍しいと言われました。
でも、私はこの言葉通り、自分らしく生きています。
周りの目を気にして、本当の自分を見失うこともなく、やりたいことをたくさんやらせてもらいました。
だから、受験で失敗して挫折をあじわっても、あっという間に次の道を見つけることが出来ました。
メンタル的に強く育てられたのだと思います。
だから、国際結婚で日本とはまったく環境の違う国で暮らすことになっても、
その国で自分が出来ることをさがしたりして、とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。
それも、両親のおかげだと思っています。
強い心とたくさんの愛をもらって育てれらたから、今の私があると思います。
私もこれからの子育ての参考にしようと思っています。