小さなIT企業で、技術部のマネージャーをしていた時に、一緒に働いていたエンジニアが皆、独身で、彼女もいないし、そんな出会うタイミングもないという話を愚痴っていたのをきいて、ここは一肌脱がねばと、上司である社長と相談をしました。
そして、出てきたアイデアが、英会話学校に通わせることだったのです。

私たちの会社は、アメリカの製品を扱っていたので、メールでのやりとりも、マニュアルも、私たちが訳さない限り英語です。
もちろん、電話会議も英語で行われます。
ですから、スタッフみんなが、カタコトで英語が話せるくらいでいてほしいというのが本音でした。
ですが、残念ながら、エンジニアたちは、両極端で、全く話せないひととネイティブなみのひとがいたのです。
そこで会社の教育プログラムとして近くの英会話学校に通う費用を出すことにしました。
半強制的に申し込みを行い、それぞれのレベルに合わせたクラスに通い始めたのです。
しかも、それぞれ違うクラスになるようにしました。
ここまでが実は建前で、外部との接触をすることで、なにかしらの出会いがあればと思ったのです。
もちろん、成功するとは微塵も思っていませんでした。
ところが、それから、1年たって、5人のうち、3人に彼女ができ、そのうちの2人は、英会話教室のクラスメートだったのです。
そして、なんと、そのうちの1組は、結婚してしまいました。
まさか、こんな結果になろうとは、と社長とびっくり仰天。
目的がこちらにあったことはもちろん、いまだに彼らは知りませんが、英会話力も伸びて一石二鳥でしたよ。

犬好きが犬アレルギーになってしまった

私は小学生のころから犬を3匹、ウサギを2匹飼ってきました。
元々マンションに住んでいた私たち家族が一軒家に引っ越すことになった時に、私が親に出した条件が犬を飼ってもいいならば引越ししてもいいよということでした。

そのため、引っ越した翌日から犬を飼い始めました。
初めは1匹でしたが、いつの間にか2匹になりました。
親がすっかり犬好きになってしまったのです。
そして今現在は1匹、実家に可愛い子がいます。
私も犬が大好きで将来は犬に関した仕事に就きたいと思っていたのですが、私のその夢はあっけなくくずれてしまいました。
ある日、花粉症の症状を調べにアレルギー検査をしたところ、なかなか重めの犬アレルギーがあったことがわかってしまったのです。
その当時我が家には犬が2匹いました。
犬アレルギーとわかったところでどうすることもできないので、今まで通りに生活をしていました。
そんな私が一人暮らしをすることになり家をでました。
たまに実家に帰ってみるとくしゃみと鼻が止まりません。
目はかゆいし、唇は腫れてしまいます。
しばらく家にいなかったことで犬への免疫が減ってしまったのだと思います。
こんな状態でよく生活していたなと思いましたが、当時はそこまでひどくはなかったのです。
結婚した今でも家に帰るときは目薬とリップクリームが欠かせません。
将来子供が犬を飼いたいと言っても叶えてあげることはできず、私が経験してきた犬との楽しいことを子供には経験させてあげられないことがとても悲しいです。