恋愛についてのマニュアル本がある。
そうまでしないとダメなのか・・・。
マニュアルについては、完全に創造や発想、行動力や検証というものを取り去ってしまった事は大きいですね。

その恋愛マニュアルという類の本は読んだことは無いが、一連の恋愛についての事柄を事細かに書き記されているのだろうか。
例えば、デートの誘い方や服装のこと、異性に対するマナーなどを指南するのか?
なんだそれは・・。

何もできないヤツは、恋愛だろうが仕事だろうが、何も出来ないままなのだ。
これは人を見ていれば、完全に解り切った事である。
何か画一的な参考資料がなければ行動できない人間に、何の魅力があるというのか、それすら解らないのは悲し過ぎる。

そして言うのだろう、彼氏や彼女が出来ないと。
それはそうだろう、他人が創り上げたものをなぞって、自分の魅力が出るはずもないのである。
コピーされた人間は、マンガの世界だけで充分なのである。

婚活にもマニュアルがあり、就活にもマニュアルがある。
それにすがる多くの人間は、自分だけがなんとかなると思い込んでいるから恐ろしい。
同じものを手にすれば、同じ思考や行動様式の人間が出来上がるのは明白だが、想像力が欠如しているから気づかない現実。

ああ、コントロールされている人間が、続々と増えているのだ。
皆が左を向いている時に、左を向くのが良いとされてきたが、時代は変わる。
右や上や下を見て判断出来る人間が、時代を超えて活躍できるのだ。

恋愛相談の落とし穴

よく聞くのが、恋愛相談を異性の友達にしているうちに気になる存在へと発展していき、結局その友達のほうと付き合うことになったという話。
これは非常に理にかなっていることだと思う。

相談相手というのはもともと恋愛対象として意識していない分、素の自分で接することができるから非常に楽である。
そして、そもそも嫌いなやつに相談なんかする訳もないので、生理的に合うか合わないか、という第一段階は悠々とクリアしていることになる。
そして自分を心配して的確なアドバイスをくれる訳だ。
これだけの好条件が揃っていれば、好きにならない訳がない。
ただ、これは相談内容が片思いについてのものであれば、もっと相性のいい人と付き合うことになって素晴らしいハッピーエンドで終わるが、彼氏や彼女の相談の場合、修羅場を見ることになる。
大抵相談相手というのは、彼も彼女も良く知る共通の友人の場合が多い。
彼氏の家に行ったら、女物の靴があって、そこにいたのは彼氏が恋愛相談をしていたという自分の友達だった。
みたいな話は本当にメディアでよく目や耳にする。
逆も然り。
これはもし自分がこの立場になったらかなりしんどいなあ、と思う。
信頼していた友人と恋人に、同じタイミングで裏切られるのだから。
自分だったらその日を境に一気に人間不信になるだろう。
こういうケースはかなりデリケートな問題なので、自分の身の回りでも、口には出していないけれど体験したという人は、実は多いのではなかろうか。
非常にありうることなので、迂闊に友達の恋愛相談は受けてはいけないな、と思った。