果たして結婚相手としての相性はどうなんだろうな。
東京近郊にある某巨大テーマパークからの帰り道、頭の中でつぶやかずにはいられなかった。
確かに彼女は可愛い。
高校生のようなおかっぱのミドルヘア。
いつも身にまとっている服装は、桜色やベージュのシフォン素材?のふりふりの柔らかな色調だ。
笑うと両方の頬には、笑窪が深く刻まれる。
旧知の知り合いだったかのような、くりくりした人懐っこい瞳の笑顔。
知り合いに紹介すると、皆「可愛いなぁ~いいなぁ~」と羨ましがられるのも自慢だ。
でも、この幼稚さ加減はどうなんだろう。
彼女は、世界で一番稼ぐネズミに嬉々として手を振っていた。
いい大人が、ぶんぶんと手を高く掲げてネズミの気を引こう、視線をとらえようと必死だ。
隣の小学生くらいの女の子の足を踏みつけているのにすら気づいてない。
いや、ひょっとしたら気づいていたのかもしれない。
ネズミのガールフレンドと、ハグしてもらい頭をのけぞらせて大はしゃぎだ。
何が最悪って、そんな自分の姿を、俺が、この俺が愛おしげに眺めていると思い込んでいるのだ。
これは耐えがたい。
大枚はたいた揚句に得たものはネズミとのハグか。
お土産ショップも、極端な円安ドル払いかと思われるほどバカ高い。
友人へのお土産といって、ネズミファミリーのキャラものを大量に買い込む。
そのお会計は俺だ。
レジ係の人から金額を言われたときには、桁がひとつふたつ間違ってますよと言いそうになった。
クレジットのポイントが大量につくことがせめてもの救いだったが、笑えない。
「ご一緒に明細書をご確認ください」という店員さんの声。
言われなくても、そうする。
ディズニーの特許
ディズニーの優秀な特許取得システム「ファストパス」について。
みんな大好き、ディズニーランド。
うちの家族も大好きで、年に1回は行ってます。
いつ行ってもとにかく混雑していますね。
乗り物も、食べ物も、トイレも、とにかく待つ!待つ!
「120分待ち」で「おっ?短い・・・?」と感じてしまうディズニーマジック。
それがなければ、本当の意味で夢の国なんですけどね。
待つのが嫌いな私は、ファストパスをいかに効率よく取るかに命をかけます。
・・・あ、大げさに言いました。命はかけません。
ファストパスって、特許登録されているらしいですね。
すごくよくできたシステムだと思うので、納得です。
ファストパスをうまく利用すれば、待ち時間を減らすことができます。
乗りたい乗り物に順番をつけて、時間を計算して、頑張って取ります。
走ってでも取りに行きます。
間に合わなくて涙したことも多々ありますが、それもまたお楽しみのひとつです。
ちなみに私の彼氏がなんとディズニーに行ったことがなかったみたいで、去年初めて行ったんですが、ファストパスを知りませんでした。
今時こんな人いるんだーとびっくりしたんですが、男性には多いかもしれないですね。
ファストパスについて説明してあげたんですが、「えっ、だったらファストパス全部取ればいいじゃん」
「時間に制限があってね」
「なにそれディズニーせこい」
というやり取りがあって、一緒に行った友達に笑われました。
昔はファストパスなんてなくて、どの乗り物も平等に並んでいたんですけどね。
私もそれ以来ディズニーには行ってないので、今年あたり行きたいなぁと思ってます。
新しいアトラクションも増えただろうし、頑張ってファストパス取って楽しみたいですね。