「見て~わたしの今月の占い!赤い糸の運命の相手と出会いますだって」。
コンビニで一緒に立ち読みしていた彼女が奇声じみた声をあげた。
未購入の雑誌を大きく開いて僕に見せる。
「どうする~?わたしが他の男性と赤い運命の糸で結ばちゃったら?」。
いたずらっぽく笑いかけてくる。
「いいんじゃない?」。
そう声に出して言えたら、どんなにスッキリするだろう。
が、その勇気が出ない。
失うのが恐いんじゃない。
単純に目の前でご機嫌斜めになられるのが恐いのだ。
「あなたって何座だっけ?」。
何度言っても覚えてくれない訳だ。
僕の神経細胞の一部が音を立てた。
「あのさあ、占いって基本信じないんだよね」男らしい野太い声が出た。
「だいたいさあ、科学的根拠ってあんの?じゃ星座が同じ人って毎月?毎週?同じ運勢な訳?んな訳ねえよな」。
妙に清々して、僕は続ける。
「言いっぱなしでいいんだろ?どうしたって確率の統計とれないよな?まあ百万歩譲って、結果を集計してたとしようよ。
その場合、返答率ってどれくらいになるのかな?いいことあった、当ったじゃん!って人はフィードバックもするだろうけど、悪かったとか当らなかった人たちは返事すらしないんじゃないのかな?それにその雑誌ってどうせ君みたいな若い姉ちゃんたちが読むんだろ?フィーリングでしか生きてないグループが母集団ってことだ。
信用性は果てしなくゼロだよ」。
我ながら鮮やかな論理展開に満足し、ドヤ顔になる。
彼女相手にこういう話口調をしたのは、初めてだ。
彼女の雑誌を持つ手先が震えている。
怒りの前兆か。
爆発か。
もう、どうにでもなれだ。
誕生日占いの数字
数字を選ぶのに、迷ったり、悩んだりして、それなりに楽しみながら時間はつぶせたのは良かったと思います。
ただ、あんまり若い女の人が、ロトや宝くじの場所に居るのを見掛ける事が無いので、1人で行くのは少し抵抗があるかと思います。
結局、何回しても当たる事はなく、その後もしてみようと言う話になり、友達と行って、ロト6をしてみましたが、一度も当たった事はありません。
何人かの男友達は、当たった事があるようですが、金額的には千円や300円といった、少額の当選しか無いからしない方がいいかもしれないとの事でした。
当たると金額が大きいとは、色々な人から話は聞きますが、やっぱり結局の所は、当たることは無いのかなぁと思います。
ゲン担ぎになるのかは、分かりませんが、よく聞く話では、妊娠中に賭け事をすると、いつもよりは高額当選する確率と言うか、可能性があるような事は聞きます。
ロトの売り場にいる、女性がおっしゃるには、排卵日でも当たる確率が高いと、お客さんから聞いた事があると言われていました。
京都にある、髪の毛を増やしたいとか、薄毛に悩む方々がお参りされる神社があるのですが、そこでお参りしてから、賭け事をすると、硬貨ではなく、紙幣での当選金額で当たると言うのもよく聞く話です。
誕生日占いに書いてた数字の配列に、自分が好きな数字を組み合わせてロトをしたら、飲みに行けるくらいの当選をしたと言う友達もいます。
でも、実際に私は、当選した事がないので、試してみようと思います。