久しぶりの同級生とのランチ。
彼女は今はネットの彼と付き合っているというのです。

そうだろう、そうだろう、その顔を見ればわかるよ、でもどうやって暴力彼氏と縁が切れたのか尋ねると、なんと、ネットの彼氏は空手の有段者でした。

相談したところ真剣に怒り、暴力男を呼び出し、自分が彼女と付き合っているのだ、まとわりつくな、と怒鳴り彼を一発でダウンさせたのだそうです。

今の彼氏はとても優しく本来なら人を殴るようなことは大嫌いらしいのですが、暴力男はこれくらいでもして脅さないとまた隠れたところで彼女を襲うだろうと判断したそうです。
私も暴力は反対ですがこればかりは、と納得しました。

そしてその後、ネットの彼はそれでも彼女が心配だと結婚のプロポーズをし自分の生まれ故郷の県へ転職し彼女と共にそこへ永住したのです。

ネットで出会って2週間、実際に交流して3ヶ月のスピード結婚でした。
二人は今でも幸せに暮らしています。

なんだか作り話のような展開ですが、実話も時にはドラマのようなことがあるものです。
ドラマよりも、もちろん生々しい部分もあって、机上では描けないところもありますよね。
何がきっかけになるのか、どこに転機が訪れるのかはわかりません。

しかし、他人に依存している間は、環境は変わらない可能性が高いということですよね。
変わりたい変わりたいと言いながら、何もしていない人が多い中で、恐怖や不安を抱きながらも行動した方が、光が見えてくるものです。

占いに頼ったら次々に男性に告白された

その年の占いには、今年は西が恋愛の方位で、西に旅行すると運命の人に出会えるでしょうと書いてありました。
100%本気で信じたわけではないのですが、それを理由に西への旅行を計画しました。

自宅からなるべく遠い西の場所へ、3泊4日の計画で電車と宿の格安一人旅パック旅行を予約しました。
1人旅は学生の頃から毎年何度か行っていたのですが、恋愛に関わるような出会いはほとんどありませんでした。

今回も恋愛運のある西への旅だとはいえ、さほど期待はしていませんでした。
ところが、初日の宿のフロントで食事をする店を尋ねているときに、食事に出かけようとしていた1人の男性が声をかけてくれたのです。

宿は街から離れていて、近くには食事をする店が一件しかなかったため、その男性が案内してくれるというのです。
おまけに会社から経費が出るとかで食事を御馳走してくれました。

翌日、朝食をいただいた食堂でもチェックアウトのときにもその男性に会うことはできませんでした。
その後、恋愛の願掛けで有名な神社へ立ち寄った時に新たな出会いがあり、それきりその人のことは忘れてしまいました。

宿のある駅から神社へ行くにはバスで40分ほどなのですが、バスは一日に数本しか走っておらず、帰りのバスは数時間後だと知って唖然としました。
他にも1人旅の女性が2人いて、他人同士顔を見合わせて困っていたところ、たまたま車で来ていた男性が声をかけて下さり、同乗させてもらうことになったのです。

それが縁で、みんなで残りの日程をいっしょに旅することになりました。
お互いに連絡先を交換し、帰宅後もしばらく連絡を取り合いました。
内心、車に乗せてくれた男性が運命の人かと思えてその後の展開を期待したのですが、運命の相手は別の人でした。

帰りの飛行機で、初日に食事を共にした男性が隣に座っていたのです。
声をかけられるまで気がつかなかったのですが、空港に着くまでいろいろな話で盛り上がり、同じ趣味があることを知って連絡先を交換しました。

電車で1時間しか離れていない彼とその後何度も会うことになり、いつしか恋愛関係に発展、数年後には結婚しました。
占いを素直に信じて旅をして本当に良かったと思います。