照れ笑い

騙そうと思った訳じゃあない。修羅場を経験したかった訳でもない。だが、彼女は派遣終了日だった今日、突然家に乗り込んできたのだ。どうやって知ったのだろう?そういや最 …

和まない

彼女に頼まれたからって、断るべきだった。僕の額には冷や汗を通り越して脂汗が浮かぶ。「中学、高校時代僕もバレー部だったんだ」。なんて嘘、つかなきゃよかった。話、合 …

デジタルパーマ

もう腹立ちが限界に達してきた。ファミレスでもう一時間近く彼女を待ちぼうけだ。隣の席では、カップルが話し込んでいる。どうやら初めてのデートってとこらしい。男が語る …

世界的なネズミ

あの世界的スターのネズミに会いに行きたい、とまたも彼女は言いだした。もういいだろう。怒鳴りそうにすら、なる。「シーズンごとにパレードが変わるのよ。友だちはもう行 …

母集団

「見て~わたしの今月の占い!赤い糸の運命の相手と出会いますだって」。コンビニで一緒に立ち読みしていた彼女が奇声じみた声をあげた。未購入の雑誌を大きく開いて僕に見 …